実例でわかる英語テスト作成ガイド

実例でわかる英語テスト作成ガイド
著者 小泉利恵
印南洋
深澤真
ジャンル 書籍 > 英語教育 > 英語教育
大学テキスト > 英語教育・英会話・実務英語 > 英語教育
出版年月日 2017/08/01
ISBN 9784469246100
判型・ページ数 B5・176ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税10%)

内容

テスト作成の“what”&“how”をわかりやすく

変わる授業、変わる入試に対応するにはテストを変えることが必須。テスト実例の添削を通して改善方法を具体例で示しつつ、テスト作りに知っておきたい理論をわかりやすく解説します。状況別のテストモデルも豊富に掲載しました。


【目次】

はじめに

第1章 [テスト添削編]テストをどう改善するかを学ぼう

1.1 授業・観点別評価との関連
1.2 中学:リーディング・語彙・文法テスト
1.3 高校:リーディング・語彙・文法テスト
1.4 中学:リスニングテスト
1.5 高校:リスニングテスト
1.6 中学:ライティングテスト
1.7 高校:ライティングテスト
1.8 中学:スピーキングテスト
1.9 高校:スピーキングテスト

第2章 [理論編]テスト作成に必要な理論を学ぼう

2.1 テスト作成の原則
2.1.1 テストの種類
Q1:定期テストでは高い点が取れても、模擬試験(模試)では思うほど点が取れない生徒がいるのはなぜか。
Q2:校内テスト(定期テスト、小テスト)を効果的に活用するコツはあるか。
Q3:英検やTOEIC、模試などの外部テストにはどのような違いがあるか。また、上手な使い方のコツはあるか

2.1.2 テストの作り方
Q1:テストはどんな手順で作ったらよいか。
Q2:テストをコミュニカティブにするにはどうしたらよいのか。
Q3:生徒へテストの予告をどのようにすべきか。

2.1.3 観点別評価・CAN-DOリストとの関係
Q1:CAN-DOリストをどのように評価に反映すべきか。

2.1.4 テストに必要な要素:妥当性、信頼性、実用性
Q1:「良いテスト」とはどんなテストか。
Q2:妥当性は波及効果を含むため、複雑そうに見えるが、そうなのか
Q3:良いテストが作れたかどうかは、どうやって分析するのか。

2.2 テストの作成・実施時の注意点
2.2.1 定期テストと小テスト
Q1:総合問題はテストとしては良くないと聞く。なぜいけないのか。
Q2:小テストの作成と実施で特に注意するとよい点は何か。
Q3:小テストにあまり時間をかけられない。実施しやすくする方法はあるか。

2.2.2 スピーキング
Q1:スピーキングテストはどう作ったらよいか。
Q2:少ない負担でスピーキングテストを取り入れるにはどうしたらよいか。
Q3:どのようにしたらより信頼性の高い採点となるか。

2.2.3 ライティング
Q1:ライティングテストはどう作ったらよいか。
Q2:1人の答案を教師2人で採点するのは時間的に難しいのだが、ライティングテストはどう採点したらよいか。
Q3:授業時に書かせた作品を評価したいのだが、何かよい方法はないか。

2.2.4 リスニング
Q1:リスニングテスト作成時に、どんな点に気をつけたらよいか。
Q2:音声を録音する時に、どんな点に気をつけたらよいか。

2.2.5 リーディング
Q1:授業で扱ったのと同じテキストを定期テストに出すのはよいか。初見の英文を出す方がよいか。
Q2:長文で問題を出したい場合は、どのような解答形式がよいか。

2.2.6 技能統合型テスト
Q1:技能総合型テストとはどのようなテストなのか。
Q2:通常のスピーキング・ライティングテストとはどこが違うのか
Q3:校内テストで、技能統合型テストを実施するメリットは何か。
Q4:校内テストで、実施する前に注意しなくてはならない点は何か。

2.2.6.1 技能統合的スピーキングテスト
Q1:技能統合型スピーキングテストの実施には、どのような準備が必要か。
Q2:テスト形式はどのように選べばよいか。
Q3:リスニング・リーディングの英文はどのように選べばよいか。
Q4:生徒への指示文には何を書けばよいか。
Q5:ルーブリックはどのようなものが望ましいか。

2.2.6.2 技能統合型ライティングテスト
Q1:技能統合型ライティングテストはどう作ったらよいか。
Q2:暗記テストにしないためにはどうしたらよいか。
Q3:技能統合型ライティングテストは、ライティングの力を測っているか。

2.3 テスト形式
2.3.1 産出型タスク形式

2.3.2 受容型テスト形式
2.3.2.1 多肢選択式問題の作り方
Q1:多肢選択式はどんなテスト形式か
Q2:多肢選択式テストの長所と短所は。
Q3:選択肢の数はいくつが適当か。
Q4:多肢選択式テストはどのように作成したらよいか。

2.3.2.2 多肢選択式以外の受容技能テスト問題の作り方
Q1:多肢選択式以外に、どのような形式があるか。
Q2:多肢選択式以外の受容技能テストは、どう活用できるか。
Q3:テスト作成にあたって考慮すべき点は。

2.3.3 技能統合型テスト形式
Q1:技能統合型テストにはどのような形式があるか。
Q2:技能の組み合わせにはどのようなパターンが考えられるか。
Q3:生徒が話したものや書いたものを、他の生徒のインプットとして使用することはできるか。
Q4:どのようにして技能統合型テストの形式を決めればよいのか。

2.4 テスト実施後の注意点
2.4.1 テスト結果のフィードバック方法
Q1:テスト結果の返却物に学習に役立つフィードバックを入れたいのだが、どうやったらよいか
Q2:Q1で挙げられたフィードバックを行ったが、あまり効果がなかったようだ。何か工夫できることはあるか。

2.4.2 テスト結果の使い方、読み取り方
Q1:各生徒の設問ごとの結果を入力したが、どのように分析したらよいか。
Q2:多肢選択肢はどのように分析できるか。

2.4.3 PDCAサイクルによるテスト結果の生かし方
Q1:テスト結果を次年度に生かしたいのだが、どのような改善に役立てることができるか。

第3章 [演習編]テストを一から作ろう

3.1 スピーキングテスト
状況1:絵の描写(前置詞を使って場所を表す)
状況2:教師との対話型(身近な内容の質問をする)
状況3:生徒間での対話型(英語で主体的に話し合う)

3.2 ライティングテスト
状況1:夏休みの思い出について話すための原稿を書く
    (過去形を使って体験したことを書く)
状況2:日本の伝統行事(端午の節句)について、英語で説明する文章を書く
    (主題に関してつながりを意識して説明する)
状況3:クローン技術を使った絶滅動物の再生の是非についての意見を書く
    (主題に関する意見を、論理展開を意識して書く)

3.3 リスニングテスト
状況1:1学期定期テスト(中3)
状況2:1学期定期テスト(高3)

3.4 リーディングテスト
状況1:教科書本文をそのまま出題(中1)
状況2:教科書本文を書き換えて出題(中3)
状況3:教科書の原典を出題(高3)

3.5 技能統合型スピーキングテスト
状況:聞いた意見を要約する

3.6 技能統合型ライティングテスト
状況1:読んだ内容についてまとめや意見を書く
状況2:聞いた内容についてまとめや意見を書く

参考文献
索引
執筆者一覧

*本書には編者の先生方による以下のコンパニオンサイトがございます。そちらもご覧ください。
 http://www7b.biglobe.ne.jp/~koizumi/Koizumi_Innami_Fukazawa_Guide2017.html

 

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