「知・徳・体」を育む学校体育・スポーツの力

「知・徳・体」を育む学校体育・スポーツの力
著者 本村清人
ジャンル 書籍 > 体育 > 体育一般
出版年月日 2016/11/20
ISBN 9784469268072
判型・ページ数 四六・210ページ
定価 本体1,500円+税

内容

コアとなれ、学校体育・スポーツ!

高校の保健体育教師、地方指導主事、さらには文部科学省行政官という特異な経歴を有する著者が、これまでの学習指導要領の作成の経緯や教育理念をわかりやすく解説しながら、学校体育・スポーツがいかに重要であるかを説き、その担い手である保健体育教師を叱咤激励する。保健体育教師はもとより、行政職を目指す教師にとっても貴重な1冊となる。

目次

序章 スポーツ庁の設置と学校体育・スポーツの発展

1 学校体育・スポーツへの危機感
(1)必修たりうる授業がおこなわれているだろうか
(2)生徒や教員にとって有意義な部活動になっているだろうか
2 スポーツ庁と学校体育・スポーツ
3 どうなる? 次期学習指導要領~改訂への動き~
4 コアとなれる学校体育・スポーツ
[コラム]学習指導と生活指導は車の両輪か?

第1章 「体育」「スポーツ」の位置づけと学習指導要領

1 「体育」が上か、「スポーツ」が上か
2 「スポーツ科」と言わない理由
3 「スポーツ」は体育授業の教材である
[コラム]「体ほぐしの運動」は「心と体を一体としてとらえ」る運動である
4 学習指導要領を確認しよう
(1)法的根拠は何か
(2)改訂はこうしておこなわれる
5 学習指導要領の趣旨や改訂の経緯をもっと知る
(1)改訂の経緯をめぐる誤解
(2)内容の取り扱いをめぐる考え方
[コラム]円周率は3と教える?
[コラム]「学習指導要領指導書」が「学習指導要領解説」に改称

第2章 教育理念「生きる力」と学校体育・スポーツ

1 「生きる力」の重要性
(1)「生きる力」とは何か
(2)「知・徳・体」を再認識~中教審の論点~
2 「生きる力」と教育基本法等との関わり
3 「自ら学ぶ意欲」と「主体的に学習に取り組む態度」
4 「生きる力」を育むうえできわめて有効な教科、それは体育である
5 「生きる力」の育成に関わる構造
6 「知・徳・体」一体のものとして総合的に捉えた教育を

第3章 「知・徳・体」を育む指導の要

1 教科の目標を構造的に理解する
(1)体育の目標はこう変わってきた
(2)目標の長い一文には意味がある
2 運動やスポーツの特性を柔軟に捉えて授業づくりを考える
(1)これまでの授業づくり
(2)授業づくりの2つの視点
3 「体力の向上」から気力・知力の充実に取り組む
4 動機づけによって児童生徒の自主性を育てる
5 授業づくりと評価を一体的に進める
(1)授業のPDCAサイクルを再確認
(2)評価規準は形だけ整えればよしとしていないか
(3)「指導と評価の計画」を教育委員会に提出することでよしとしてはいないか
[コラム]中教審答申にあった「身体能力」はどこに?

第4章 学校体育の現場を支える人材の重要性

1 出会いがもたらす貴重な経験
(1)高校教員として
(2)教育行政に携わって
(3)文部省教科調査官・体育官として
(4)教員養成大学の教官として
2 指導・助言、支援をしていく人をつくる
(1)教科調査官の位置づけこそが大事
(2)指導主事の力量は現場の人材育成、授業力向上に直結する
(3)中核となる教員を育てるということ
3 研究制度のいっそうの充実を
(1)研究指定校等の制度縮減の痛手
(2)できれば避けたい? 研究指定校
[コラム]公益財団法人 日本学校体育研究連合会(学体連)

第5章 教育活動の一環である運動部活動の意義

1 めざすは文武両道
(1)文武両道に励む生徒たちとの出会い
(2)悩みながらも続けることが大切
2 運動部活動廃止論~学校現場と行政の立場~
3 部活動の法的位置づけ
4 部活動の問題点に向き合う
5 部活動が学校を活性化させる
(1)「一番の思い出は部活動です」
(2)部活動が活発な学校は元気がいい
(3)学校の存在を広く知らしめる運動部活動
[コラム]監督・コーチは観覧席に

終章 学校体育・スポーツの力

1 学校体育・スポーツの力
(1)運動やスポーツの楽しさや喜びを享受させる力
(2)スポーツとのさまざまな関わりを体得させる力
(3)スポーツの文化的内容を伝える力
2 新しい教育課程で学校体育・スポーツの力を発揮させるために
(1)これからの教育の方向性を確かめる
(2)学校体育・スポーツの力を存分に発揮させよう

おもな参考文献
あとがき
おもに関わった委員会・協会等 おもな著書
著者紹介

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