はじめての第二言語習得論講義

英語学習への複眼的アプローチ

新刊
はじめての第二言語習得論講義
著者 馬場今日子
新多了
ジャンル 書籍 > 英語教育 > 英語教育
出版年月日 2016/09/10
ISBN 9784469246087
判型・ページ数 A5・218ページ
定価 本体1,900円+税

内容

より深く、よりやさしく理解できる英語学習

「第二言語習得研究(SLA)の面白さ」を、「具体的エピソード」を通じて、また、外国語適性や動機づけなどSLAの「重要テーマ」を厳選してわかりやすく解く講義形式の解説書です。大学での授業テキストとしてお使いいただくほか、英語教育に携わる先生方、また一般の学習者の方にも気軽に最新の理論を味わっていただける内容です。

目次

はじめに――この本の使い方

第1章 第二言語習得研究とは何か――考え方とその魅力
 1 第二言語習得研究とは
 2 第二言語習得研究は英語学習を多面的にとらえる
 3 第二言語習得研究の魅力
 4 第二言語周到研究はさらにおもしろい分野へ

第2章 なぜ人は言葉を習得するのか――母語習得についての2つの理論
 1 チョムスキーの言語習得理論
 2 トマセロの言語習得理論
 3 トマセロが考える言語習得の前提・1――他者の意図を読む能力
 4 トマセロが考える言語習得の前提・2――パタン認識能力
 5 チョムスキーとトマセロのどちらが正しいのか

第3章 母語と第二言語はどのように影響を与え合うのか――転移とリテラシー
 1 母語が第二言語に与える影響
 2 語用とコミュニケーションスタイルへの影響
 3 第二言語を習得することは人生にプラスに働く

第4章 第二言語習得はどのように始まったのか――認知的アプローチの時代
 1 第二言語習得研究の誕生
 2 第二言語はどのようなプロセスで習得されるのか――認知的アプローチ
 3 インプット―インタラクション―アウトプットモデル
 4 第二言語習得研究の新しい時代の幕開け

第5章 第二言語学習についての2つの見方――認知的アプローチと社会的アプローチ
 1 頭の中の世界と人間社会の世界
 2 私のカナダ留学物語
 3 アイデンティティ理論と第二言語習得

第6章 第二言語習得研究と外国語教育――タスク中心アプローチをめぐって
 1 文法重視からコミュニケーション重視へ――第二言語教育法の変遷
 2 再び文法重視へ
 3 タスク中心アプローチの登場

第7章 どのような人が第二言語学習に向いているのか――外国語適性とパーソナリティ
 1 第二言語学習の成功は予測できるのか――外国語適性
 2 第二言語学習に向いた性格はあるのか――パーソナリティと第二言語習得

第8章 どうすればやる気を持ち続けることができるのか――第二言語動機づけ
 1 第二言語動機づけとは
 2 どのような動機づけが第二言語学習に役立つのか――マクロレベルの動機づけ
 3 動機づけはいつも変化している――ミクロレベルの動機づけ
 
第9章 英語学習は早く始めるべきか――臨界期仮説と児童英語教育
 1 若ければ若いほど良い?――言語習得の「臨界期仮説」
 2 「子どもにやさしい」英語教育
 3 「生きる力」を獲得するための英語活動
 
第10章 第二言語習得の新しい考え方――複雑系理論のアプローチ
 1 複雑系理論とは何か
 2 システムはいつもまわりと影響しあっている
 3 なぜかある状態に引き寄せられる
 4 システムは自律的にふるまう
 5 大事な変化は突然起こる

用語解説1 リテラシー
用語解説2 言語の形式・意味・機能
用語解説3 付随的学習と意図的学習
用語解説4 「複言語主義」の考え方
用語解説5 ピアジェの認知的発達の4段階

おわりに
参考文献
索引

ジャンル