内容
気づかい上手は、敬語上手への近道。
「仰る」「伺う」などの敬語を使わなくても、ちょっと表現を工夫して、相手への心づかいを伝えることで、「丁寧さ」は表せます。どう表現すれば丁寧になるのか、どんなしくみで丁寧になるのかを、わかりやすく解説。目上の人への依頼、後輩への指示、気になる人へのお誘い……多彩な場面で使える、表現のヒントを満載!
目次
はじめに
第Ⅰ部 「敬語によらない丁寧さ」
◎問い――より丁寧な表現はどちら?
◎答え――より丁寧な表現は……
1「取ってください。」と「取ってくれますか?」
2「取ってくれますか?」と「取ってもらえますか?」
3「取ってもらえますか?」と「取ってもらってもいいですか?」
4「帰らせてもらえますか?」と「帰らせてもらってもいいですか?」
5「帰ります。」と「帰らせてもらいます。」
6「取ってあげましょうか?」と「取りましょうか?」
◆第Ⅰ部のまとめ
第Ⅱ部 「丁寧さ」のしくみ
1.行動につながる表現
2.行動、決定権、利益・恩恵
(1)「今日は六時になったら帰ります。」【宣言をする表現】
(2)「これ、使ってもいいですね。」【確認をする表現】
(3)「荷物を運ぶの、手伝いましょうか?」【申し出をする表現】
(4)「それ、食べてもいいですか?」【許可を求める表現】
(5)「早めに薬を飲んだほうがいいですよ。」【勧め・助言をする表現】
(6)「それ、こっちに持ってきてください。」【指示・命令をする表現】
(7)「もう少しくわしく説明してくれますか?」【依頼をする表現】
(8)「それ、使ってもいいですよ。」【許可を与える表現】
(9)「花火、一緒に見に行きませんか?」【誘いをする表現】
3.丁寧さを決めるもの
4.「敬語によらない丁寧さ」の持つ意味
◆第Ⅱ部のまとめ
第Ⅲ部 「丁寧さ」を伝える表現の工夫
1.あたかも表現
2.表現の工夫(1)
3.表現の工夫(2)
◆第Ⅲ部のまとめ
おわりに
参考文献
索引
【コラム】
「取ってくれますか?」と「取ってくれませんか?」
「取ってくださいますか?」と「取っていただけますか?」
「取ってさしあげましょうか?」と「お取しましょうか?」
「取りましょうか?」と「取りますよ。」