陸上競技指導教本アンダー16・19[初級編] 基礎から身につく陸上競技

陸上競技指導教本アンダー16・19[初級編] 基礎から身につく陸上競技
著者 公益財団法人日本陸上競技連盟
ジャンル 書籍 > スポーツ技術・トレーニング・コーチング > 陸上競技
出版年月日 2013/04/15
ISBN 9784469267471
判型・ページ数 B5変・160ページ
定価 2,090円(本体1,900円+税10%)

内容

陸上競技の基礎的な理論と練習方法を紹介

競技者育成において特に重要な中学、高校期には一貫指導の考え方に基づいて、陸上競技の基礎をしっかりと身につけることが大切です。そこで本書では陸上競技を指導する際に必要となる基礎理論や、走跳投の各種目を行ううえで参考になる練習方法などを紹介しています。

目次

まえがき

◇理論編◇
第1章 発育・発達を踏まえた競技者の育成
1.発育・発達段階を踏まえるということ(尾縣 貢)
 [1]アンダー13(小学校期)
 [2]アンダー16(中学校期)
 [3]アンダー19(高校期)
2.指導におけるコーチ哲学(尾縣 貢)
 [1]重要なジュニア時代の指導
 [2]チームをよくする取り組み
3.一貫指導(繁田 進)
 [1]指導者の役割
 [2]陸上競技の各年齢段階と基本的な考え方
 [3]アスリート・ファースト、ウイニング・セカンド
4.タレント発掘(伊藤静夫)
 [1]タレント発掘と10年1万時間の法則
 [2]タレント発掘システムのリスクと問題点
 [3]タレント育成システムの方向性

第2章 指導における各種理論
1.トレーニング理論(榎本靖士)
 [1]トレーニングの原理
 [2]トレーニング効果
 [3]トレーニングの原則
 [4]トレーニング負荷の考え方
2.トレーニング計画の立て方(榎本靖士)
 [1]トレーニング計画の必要性
 [2]トレーニング計画立案のための基礎知識
 [3]トレーニング計画立案の手順
 [4]トレーニング計画の見直し
3.選手をやる気にさせる:理論編(山崎史恵)
 [1]選手のやる気を正確に理解する
 [2]選手のやる気を育てるための指導実践
4.選手をやる気にさせる:実践編(河野裕二)
 [1]選手がやる気になるとき
 [2]選手をやる気にさせる具体的方法5カ条
 [3]ティーチングとコーチングの実際
 [4]やる気を育てる意識のポイント
5.ジュニア期のスポーツ障害(鳥居 俊)
 [1]ジュニア期の身体
 [2]ジュニア期に多いスポーツ障害
 [3]ジュニア期のスポーツ障害の治療と予防
6.スポーツ栄養学のエッセンス(田口素子)
 [1]ジュニア期の食生活の現状と問題点
 [2]栄養摂取の基本的な考え方
 [3]「食事の基本形」を理解させる
 [4]補食の意義と活用
 [5]水分補給

第3章 部活動の運営と地域クラブの運営
1.学校部活動の運営にあたり(河野裕二)
 [1]部活動の教育的意義と効果
 [2]部活動が果たしてきた役割と課題
 [3]保護者・地域との連携
 [4]チームづくり
 [5]限られた資金での環境整備
 [6]学業との両立
 [7]指導者としての資質
2.競技者を伸ばすよい指導者と理解ある親(繁田 進)
 [1]アンダー16・19 指導で大切なことは?
 [2]競技者を伸ばす「よい指導者」とは?
 [3]競技者を伸ばせない「ダメな指導者」とは?
 [4]「理解ある親」とは?
 [5]「理解のない親」とは?
3.地域クラブの運営について(森 泰夫)
 [1]地域クラブの役割
 [2]地域クラブ運営の実際のポイント
 [3]地域クラブ運営にあたり心がけること
4.地域イベントの運営の進め方(森 泰夫)
 [1]地域イベントの意義
 [2]地域イベント運営の実際
 [3]魅力的なイベントを考える

◇実技編◇
第1章 ウォーミングアップとクーリングダウン(瀧澤一騎・杉田正明)
 [1]ウォーミングアップ
 [2]クーリングダウン
第2章 走種目(原田康弘)
1.走の基本
 [1]走るとは?
 [2]正しい姿勢をつくる
 [3]正しく歩く
 [4]ジョギング
 [5]走る
 [6]タイミングのよい接地と動きづくり
2.短距離
 [1]短距離の技術ポイント
 [2]短距離の技術トレーニング
3.中長距離
 [1]中長距離の技術ポイント
 [2]中長距離の技術トレーニング
 [3]中長距離の走トレーニング
4.ハードル
 [1]ハードルの技術ポイント
 [2]ハードルの技術トレーニング
5.リレー
 [1]バトンパスの技術
 [2]リレーのトレーニング
6.走種目の練習計画
 [1]トレーニング期分けに応じた計画を
 [2]短距離、リレー種目の練習計画
 [3]中長距離種目の練習計画
 [4]ハードル種目の練習計画

第3章 跳躍種目(吉田孝久)
1.跳の基本
 [1]跳躍種目とは
 [2]跳躍種目のルール
 [3]跳躍種目の構造局面
 [4]跳躍種目に共通するトレーニング
2.走高跳
 [1]走高跳の技術
 [2]走高跳の練習方法
3.棒高跳
 [1]棒高跳の技術
 [2]棒高跳の練習方法
 [3]棒高跳の初心者に対する安全指導
4.走幅跳
 [1]走幅跳の技術
 [2]走幅跳の練習方法
5.三段跳
 [1]三段跳の技術
 [2]三段跳の練習方法
6.跳躍種目の練習計画
 [1]走高跳の練習計画
 [2]棒高跳の練習計画
 [3]走幅跳の練習計画
 [4]三段跳の練習計画

第4章 投てき種目(繁田 進)
1.投の基本
 [1]投てき種目の種類
 [2]投てき種目に共通するポイント
 [3]投てき種目の動作局面
 [4]投てき種目の基本練習
2.砲丸投
 [1]砲丸投の技術局面
 [2]砲丸の持ち方・構え方
 [3]砲丸投の技術練習
3.円盤投
 [1]円盤投の技術局面
 [2]円盤の持ち方
 [3]円盤投の技術練習
4.ハンマー投
 [1]ハンマー投の技術局面
 [2]ハンマーの持ち方
 [3]ハンマー投の技術練習
5.やり投
 [1]やり投の技術局面
 [2]やりの持ち方
 [3]やり投の技術練習
6.投てき種目の練習計画
 [1]シーズン中のトレーニング
 [2]試合に向けての調整トレーニング
 [3]鍛錬期のトレーニング

第5章 混成競技(繁田 進)
1.混成競技の基本
 [1]混成競技とは?
 [2]混成競技は楽しい
 [3]混成競技のねらい
 [4]初心者がトレーニングするときは
 [5]大会で成功するために
2.苦手種目の練習ポイント
 [1]初心者のための練習例1(ハードル)
 [2]初心者のための練習例2(砲丸投)
 [3]初心者のための練習例3(走高跳)
3.混成競技の練習計画
 [1]シーズン中のトレーニング
 [2]試合に向けての調整トレーニング
 [3]鍛錬期のトレーニング

第6章 各種トレーニング(木越清信)
 [1]スピードトレーニング
 [2]クロストレーニング
 [3]サーキットトレーニング
 [4]ウエイトトレーニング
 [5]体力テスト

第7章 簡単なルール(鈴木一弘)
 ■ルールの意義
 [1]招集
 [2]服装・持ち物・靴・ナンバーカード
 [3]トラック競技
 [4]フィールド競技

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