二十歳までに考えておきたい12のこと

現代人の暮らしといのち

二十歳までに考えておきたい12のこと
著者 近藤卓 編著
米田朝香
弓田千春
ジャンル 書籍 > 保健・健康 > 健康一般・健康科学・健康文化
出版年月日 2012/09/25
ISBN 9784469267372
判型・ページ数 A5・160ページ
定価 1,760円(本体1,600円+税10%)

内容

幸せってなんだろう?

就職、結婚、家族の死。自分自身にいずれ起きる「暮らしといのち」のできごとに対処するために必要なのは,専門的知識に裏打ちされた高い視点と、豊かな教養に支えられた幅広い視野。この2つを「二十歳までに考えて」おけるように、基本知識と考え方を「12のこと」にまとめた。人生を切り開いていくための指針の書。

目次

はじめに

第1章:幸せってなんだろう?
<生存権と人間の欲求>
 ▽これからの人生について考える時に、前提となることがある
  1 大切なものは
  2 健康と病気
  3 健康ってなんだろう
  4 健康に生きる
  5 人の死と健康

第2章:良いこと?悪いこと?
<飲酒・喫煙・薬物乱用>
 ▽気付かずに寿命を縮めてしまう行為がある
  1 健康に暮らす
  2 喫煙と健康
  3 飲酒と健康
  4 薬物乱用の現状と問題
  5 深刻な薬物乱用

第3章:人生ってどうしてつらいの?
<ストレスとストレス対処>
 ▽「良い」ストレスと「悪い」ストレスがある
  1 間接的な体験
  2 ストレス障害
  3 心身相関とストレス
  4 ストレス対処
  5 ストレスと成長
  6 ストレスとともに生きる

第4章:コミュニケーションって何?
<他者と理解し合うために>
 ▽言葉と同じくらいに大切なものがある
  1 コミュニケーションとは何か
  2 非言語表現“ノンバーバル・コミュニケーション”とは何か
   1) 外見的特徴
   2) ジェスチャーと動作
   3) 表情と視線行動
   4) 音声行動
   5) 空間
   6) 接触
  3 言語表現“バーバル・コミュニケーション”とは何か
  4 より良いコミュニケーションとは何か

第5章:自分の意見・他人の意見って?
<集団の中の自分>
 ▽私たちは互いに影響し合いながら考える
  1 人は社会の中で、社会を作って生きている
  2 「人の集まり」の違いって?
    ――集団、群衆、大衆、公衆――
  3 集団の形成と集団からの影響
  4 群集心理とは何か?
  5 噂・流言の発生と影響
  6 影響し合っているということ

第6章:人を助けるって?
<援助することと、されること>
 ▽社会は「助け合い」で成り立っている
  1 援助行動とは
  2 援助行動を抑制するもの
  3 援助行動を促進するもの
  4 災害における援助行動
  5 日常生活での援助行動

第7章:メディアは社会の道標?
<近代・現代はメディアの発達とともに>
 ▽メディアとの正しい付き合い方がある
  1 メディアとは
  2 メディアからの影響
  3 メディアから受ける影響
  4 メディアとのより良い付き合い方

第8章:キャリアを形成する?
<社会とのつながり>
 ▽働くことにはいろいろな意味がある
  1 働くとは
  2 現代の労働状況
  3 人生とキャリア
  4 自己決定・自己理解・他者からのフィードバック

第9章:結婚がゴール?
<自分の家族と自分がつくる家族>
 ▽そして自分がいのちを生み出す側になる
  1 結婚とは
  2 結婚観の変遷
  3 未婚率の上昇
  4 家族とは
  5 家族とストレス

第10章:一人称の死?
<自分自身のいのちを考える>
 ▽死んだら動かない。誰でも死ぬ。そして生き返らない
  1 現代日本の死亡率と死亡原因
  2 ホスピスとは
  3 QOD――Ouality of Dying
    “死の質”
  4 死やいのちについて考えること

第11章:二人称の死?
<死別と悲嘆との向き合い方>
 ▽いつかは必ず別れる時が訪れる
  1 対象を喪失すること
  2 死別による悲嘆
  3 死別体験後に生じる二次的ストレッサー
  4 遺族の悲嘆との向き合い方
  5 おわりに

第12章:ちゃんとした生活って?
<健康観の変遷と生活習慣>
 ▽「いのち」を大切に生きるということ
  1 自分らしく生きる
  2 変化していく「私」
  3 自分は大切な存在
  4 健康な暮らし
  5 現代人の暮らしといのちは持続可能か

用語解説
さくいん

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