アクアフィットネス・アクアダンスインストラクター教本

内容

水中運動指導者必携の書!

(社)日本スイミングクラブ協会認定の指導者資格取得を目指す人と、より専門的な知識を身につけたい指導者のために、協会自らが編集した本格的解説書。水中運動プログラムの作成法や具体的な指導法はもちろん、科学的知識や運動処方論、心肺蘇生法を含めた安全管理法など、水中運動に関するあらゆる知識を網羅して解説。

目次

第1部 アクアフィットネス

第1章 アクアフィットネス概論
 [1]アクアフィットネスの概念
  (1)アクアフィットネスとは
  (2)水中環境の特性
  (3)水を利用したプログラム
 [2]日本のアクアフィットネス
  (1)プールを利用した運動の多様化
  (2)日本における水治療法
 [3]諸外国のアクアフィットネス

第2章 アクアフィットネスの歴史
 [1]水治療法・温泉療法の歴史と現状
  (1)西欧における水治療法・温泉療法の歴史
  (2)日本における水治療法・温泉療法の歴史
  (3)西欧における水治療法の発展
  (4)各国の温泉地
  (5)水治療法の発展
 [2]日本のスイミングクラブの歴史と水中運動
  (1)東京オリンピックの惨敗
  (2)スイミングクラブの誕生
  (3)スイミングクラブと水中運動
  (4)アクアエクササイズダンスの誕生
  (5)アクアフィットネス

第3章 水中運動の科学
 [1]水中運動の力学的特性
  (1)浮力の力学的特性
  (2)抵抗の力学的特性
  (3)水中運動と水圧
  (4)水中運動と水温
 [2]水中運動の生理学的特性
  (1)浮力の生理学的特性
  (2)抵抗の生理学的特性
  (3)水圧の生理学的特性
  (4)水温の生理学的特性
 [3]水中運動による身体的応答
  (1)エネルギー代謝
  (2)呼吸機能
  (3)循環機能
  (4)体温調節機能
  (5)自律神経系
  (6)内分泌系
  (7)水中運動と陸上運動の身体応答の比較
 [4]水中運動と医学
  (1)水中運動の禁忌
  (2)水中運動の適応
 [5]水中運動と心理
  (1)水中運動の心理学的効果
  (2)水中運動の動機づけ
  (3)水中運動継続のための心理的援助
 [6]水中運動と栄養
  (1)栄養学の基礎
  (2)栄養素・栄養成分と食品
  (3)水中運動と栄養

第4章 水中運動処方論
 [1]水中運動処方の理論
  (1)身体計測
  (2)問診
  (3)医学的検査
  (4)運動負荷試験
  (5)体力測定
 [2]水中運動処方の方法
  (1)入水前の測定
  (2)ウォーミングアップ
  (3)ストレッチング
  (4)水中有酸素運動
  (5)水中筋力トレーニング
  (6)クーリングダウン
 [3]水中運動処方の管理
  (1)トレーニング管理
  (2)効果判定

第5章 水中運動プログラムの作成と指導法
 [1]指導上の注意点
  (1)浮力に関する指導上の注意
  (2)抵抗に関する指導上の注意
  (3)水圧に関する指導上の注意
  (4)水温に関する指導上の注意
 [2]水中運動動作ガイド
  (1)水泳・水中運動の動作区分による分類
  (2)水中運動の動作の発展から見た分類
  (3)レッスンの流れに沿った分類
  (4)水中運動動作ガイド
  (5)アクアダンス・プログラムガイド
 [3]水中運動プログラムの作成と指導法
  (1)腰痛のための水中運動プログラム
  (2)親と乳幼児のための水中運動プログラム
  (3)肥満改善のための水中運動プログラム
  (4)膝痛のための水中運動プログラム
  (5)妊婦のための水中運動プログラム
  (6)肩関節のための水中運動プログラム
  (7)リラクセーションのための水中運動プログラム
  (8)股関節痛のための水中運動プログラム
  (9)高齢者のための水中運動プログラム
  (10)障害者のための水中運動プログラム
 [4]水中運動補助器具とその使用法
  (1)浮力を利用した補助器具
  (2)抵抗を利用した補助器具
  (3)水圧を利用した補助器具
  (4)保温を目的とした補助器具
  (5)その他の補助器具
  (6)使用上の注意点
  (7)器具の種類と使用法の例
 [5]水中運動と泳法指導
  (1)水中運動と泳法指導の関係
  (2)クロールの習得と水中運動
  (3)背泳ぎの習得と水中運動
  (4)平泳ぎの習得と水中運動
  (5)バタフライの習得と水中運動

第6章 水中安全管理法
 [1]はじめに
 [2]プールで起こる事故の実態
  (1)水の事故
  (2)プールでの事故
  (3)水泳中の事故
 [3]事故防止のための安全管理
  (1)安全とは
  (2)プール等の整備・維持
  (3)指導・監視の体制
 [4]緊急時における救助法
  (1)救助法の意義
  (2)救助法は誰のためのものか
  (3)救助の実際
  (4)器材
  (5)素手での救助
 [5]心肺蘇生法
  (1)救助の連鎖
  (2)心肺蘇生法とは
  (3)AEDを用いた除細動
  (4)心肺蘇生法を理解するために必要なこと
  (5)心肺蘇生法実施の手順
  (6)AEDを用いた除細動実施の方法と留意点
 [6]応急手当
  (1)救助者として守るべきこと
  (2)手当の手順
  (3)共通の手当と個別の手当
 [7]水中安全と法律
  (1)判例からみた事故事例
  (2)プールにおける事故と民事責任
  (3)プールにおける事故と刑事責任

第7章 水中運動と施設
 [1]水中運動施設の概要
  (1)日本における水泳プールの変遷
  (2)目的別プールの分類
  (3)プールの水質管理
  (4)アクアフィットネスプールの条件
 [2]水中運動施設の維持管理
  (1)水質基準
  (2)水泳場の維持管理

第8章 水中運動プログラムの計画と管理
 [1]水中運動施設におけるプログラムの計画
  (1)マネジメントサイクル
  (2)アクアフィットネスの分類
  (3)各種水中運動クラスの特色
  (4)水中運動プログラムの計画
 [2]水中運動施設におけるプログラムの運営
  (1)水中運動プログラム運営上の留意点
  (2)リスクマネジメント
  (3)指導者の資質向上(自己研鑽)
 [3]水中運動施設におけるプログラムの管理
  (1)成人水泳の評価
  (2)高齢者・運動療法水中運動の評価
  (3)施設の管理

第2部 アクアダンス

第1章 アクアダンス概論
  (1)アクアダンスの概念と定義
  (2)アクアダンスの目的
  (3)アクアダンスのメリットと効果
  (4)アクアダンスの基本概念

第2章 アクアダンスのプログラム構成法
  (1)プログラミングの構成要素
  (2)プログラミングのポイント
  (3)プログラミングの方式(フォーム)
  (4)プログラミングの形式(フォーマット)
  (5)メインワークアウトのプログラミング
  (6)サブワークアウトのプログラミング
  (7)ウォーミングアップ・パートのプログラミング
  (8)クーリングダウン・パートのプログラミング

第3章 アクアダンスの動作法
  (1)動作と姿勢・アライメント
  (2)アクアダンスの動作と環境との関わり
  (3)アクアダンスのポジションと動作
  (4)アクアダンスの動作の特徴
  (5)アクアダンスの動作の構成
  (6)注意すべき動作

第4章 アクアダンスの運動処方
  (1)運動処方の要素
  (2)運動頻度の設定
  (3)運動強度の設定
  (4)運動時間の設定
  (5)運動処方の原則

第5章 アクアダンスの指導法
  (1)レッスンの流れ
  (2)レッスン前の準備
  (3)アクアダンスの指導テクニック
  (4)レッスン後の作業

第6章 アクアダンスと音楽
  (1)音楽の有無とプログラムの関わり
  (2)音楽利用のメリット・デメリット
  (3)音楽の要素
  (4)音楽の利用のスタイル
  (5)音楽のジャンル
  (6)音楽の選択と利用例
  (7)音響環境

第7章 指導の留意点
  (1)安全
  (2)効果
  (3)楽しさ

第8章 基本的な部位別の動作の分類
  (1)下肢・下半身の動作
  (2)上肢・上半身の動作
  (3)体幹の動作

補章 資格内容
  (1)資格
  (2)資格の内容
  (3)資格取得講習会の時間数
  (4)資格の取得方法
  (5)認定講師
  (6)受講料および諸費用
  (7)諸費用の振込み先
  (8)試験
  (9)再試験
  (10)資格取得概念図
  (11)各講習会内容

ジャンル