妊娠中の運動ハンドブック

原題:Exercising through your pregnancy

妊娠中の運動ハンドブック
著者 ジェームズ・クラップ
目崎登 監訳
ジャンル 書籍 > スポーツ技術・トレーニング・コーチング > フィットネス
出版年月日 2000/07/10
ISBN 9784469264401
判型・ページ数 A5・274ページ
定価 2,420円(本体2,200円+税10%)

内容

安全で健康的な出産のために何ができるのか?

妊娠中の運動・エクササイズの効能と問題点の解説にはじまり、現在妊娠中の女性が安全で健康的な出産を迎えるための基礎知識と具体的な運動プログラムを、豊富なイラスト・図表とともに、最新の研究知見を加えて紹介。

目次

はじめに
監訳者まえがき

第I部 妊娠中に運動するのはなぜ?

第1章 運動と妊娠をめぐる論点を明確にする
初期の研究
妊娠中に運動することについての見解
論争の起源
理論上の論点
研究への刺激
まとめ

第2章 妊娠中に運動することの利点について
心臓と循環器系
肺と胎盤のガス交換
体温と発汗
代謝とホルモンに対する反応
筋肉、靱帯そして骨の適応
まとめ

第II部 運動はいかに母親と子どもに役立つか

第3章 運動、妊孕性および妊娠初期
まぎらわしい点
妊孕性(妊娠する能力)の問題
規則的に運動する女性の妊孕性
運動しない女性の妊孕性
妊娠初期の問題
流産や先天的欠陥
子宮外妊娠と他の胎盤に関する問題
まとめ

第4章 運動、早産と胎児――胎盤の発達
肉体的ストレス、胎児発育と妊娠の期間
規則的な運動と早産
運動の内容
研究結果
妊娠中にフィットネスプログラムを開始する
胎児発育に及ぼす規則的な運動の効果
規則的な運動はどのように胎盤の発育に影響するか
まとめ

第5章 運動、母乳哺育と乳児発育
運動は母乳産生にどのように影響するか
母乳哺育中の母体の体重減少
母乳哺育と乳児発育
授乳中の運動が乳児発育に及ぼす影響
まとめ

第6章 定期的な運動の母親にとっての有益性
母体体重増加の減少と脂肪蓄積の減少
母体の不快感と傷害の減少
陣痛や分娩における有益性
潜在的な妊娠合併症に対する影響
母体の体力と身体能力
微妙な有益性
肯定的態度
免疫機能
エネルギーレベル
長期的な結果
体力
体重と身体組成
機能状態
まとめ

第7章 母親の運動が子どもに与える有益性
母親の運動に対する胎児の反応
胎児心拍数の反応
ストレスの安全限界の決定
反応の解釈
分娩中の胎児の状態
新生児の状態
なぜ母親の運動は子どもにとって有益となるのか
長期的な結果
1歳児
5歳児
まとめ

第III部 運動処方と管理

第8章 運動処方の原則
誰に運動処方が必要か?
運動の適量
妊娠時期と運動
運動の種類
運動頻度、時間、強度
適切な範囲と量に依存した効果
運動量を減らすべき場合
運動量を増やすべき場合
運動プログラム作成のためのガイドライン
伝統的に規定されたガイドライン
自由で現実的なアプローチ
伝統的なアプローチと自由なアプローチの比較
行なって良いこと、行なってはいけないこと
運動の禁忌
まとめ

第9章 妊娠前ならびに妊娠早期
妊娠継続のための4大要素
妊娠前の生理学的機能
妊娠初期における生理学的機能
運動の禁忌
運動開始
レクリエーションとして運動をする人
競技選手
運動する女性に必要なその他の事項
まとめ

第10章 妊娠中期~後期
妊娠中期の生理学的機能
妊娠後期の生理学的機能
運動の禁忌
運動処方
トレーニング計画の変更
快適性
安全面での考察
競争
まとめ

第11章 出産後
出産後の運動と乳汁分泌の生理的変化
出産後運動能力の自発的パターン
産後6週間
運動の禁忌
6週間以降
6週間以降の運動の禁忌
まとめ

あとがき
索引
参考文献

ジャンル