実践コミュニティ・スポーツ

垂水スポーツ・クラブ20年の軌跡

実践コミュニティ・スポーツ
著者 蓮沼良造
ジャンル 書籍 > 体育 > 社会体育
出版年月日 1992/07/20
ISBN 9784469262353
判型・ページ数 A5・216ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税10%)

内容

地域スポーツのユニークな実践例

1969年に総説された神戸市・垂水区団地スポーツ協会(団スポ)のユニークな活動は全国的に高く評価され、朝日体育賞、文部省社会体育優良団体者賞など多くの受賞に輝く。団スポの活動は映画や教科書でも紹介されるなど、地域スポーツの典型例として名高い。

目次

はじめに

1 市民スポーツはなかった
(1)機会があればスポーツをしたい
(2)問題は“場”の確保
(3)きっかけは団地対抗ソフトボール大会
(4)住民のための組織に
(5)団スポのスタートと反響
(6)住民スポーツ振興をアピール
(7)運営のための基本方針決まる

2 活動の軌跡
(1)スポーツはみずから、自分のために
(2)社会性を及ぼすほど発展
(3)上下関係、主従関係のない組織づくり
(4)“自由意思”“自主性”を重視
(5)コミュニティ・スポーツの先達
(6)肩書抜きでスポーツする楽しさ

3 基調はコミュニティづくり
(1)“場”と“機会”を求める住民運動
(2)活動を支えたクラブハウス
(3)コミュニティ行政の変化

4 年間400回の活動
(1)現況と活動状況
(2)去っていった仲間たち
(3)矢元台公園と公園管理会
(4)クラブハウス
(5)会費は月10円

5 各部の事情
(1)ヤングスターズが優勝
(2)130チームのバレーボールのつどい
(3)多彩な活動・卓球部
(4)「カントリークラブ」
(5)平均年齢54歳・ボウリング部
(6)テニス部とマイテニス部
(7)夢は明石海峡大橋の渡橋
(8)二強二弱のソフトボール部

6 “和”と“輪”を維持するために
(1)会報「コミスポ」
(2)国際交流と奨学金
(3)団スポ・バザー
(4)但東町とフィルドゴルフ
(5)政治的には真っ黒

7 ジュニア野球部の休部
(1)少年団野球リーグ規定に抵触
(2)外圧による休部
(3)高圧的な少年団野球リーグ会長
(4)「市は市民の声を聞いていない」

8 “モノ”の言えるグループ
(1)スポーツクラブ育成の具体策などを要望
(2)サポート・バット・ノー・コントロールの精神尊重
(3)回答の一部は評価
(4)夢は地域が支える五輪選手

おわりに
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