現代スポーツ批判

スポーツ報道最前線からのレポート

現代スポーツ批判
著者 大野晃
ジャンル 書籍 > スポーツ科学 > 歴史・社会
出版年月日 1996/11/20
ISBN 9784469263558
判型・ページ数 四六・234ページ
定価 1,760円(本体1,600円+税10%)

内容

今のままでは、日本のスポーツは死滅する!

スポーツジャーナリズムの第一線に立つ著者が、勝利至上主義や商業主義、ドーピングがもたらされた背景、オリンピックやプロ野球、Jリーグ、高校野球の問題点など、日本のスポーツ界の病巣を洗い出す。そして、スポーツの真の魅力を明らかにし、その健全な発展を願った提言を行う。雑誌『体育科教育』で連載したものを大幅に加筆修正し、写真・新聞記事などを挿入して新たに編集。「ミズノ・スポーツ・ライター賞」受賞作。

目次


プロローグ

第1章 「日本的スポーツ報道」の自己批判
1 アトランタ・オリンピック報道始末記
2 芸能タレント化生んだ札束大会
3 メダル争いばかり騒いだソウル
4 Jリーグの二つの側面
5 オリンピック報道のワイドショー化
6 受け手に先を越された国際化

第2章 商業主義に荷担するスポーツメディア
1 巨人軍専横に沈黙
2 オリンピックの商業主義路線
3 スポーツ産業の露払い
4 財界主導のJOC
5 カネで買った? 長野オリンピック

第3章 自立できない日本スポーツ
1 思惑先行のW杯サッカー招致
2 政治に屈したモスクワ・ボイコット
3 アジア軽視のツケ
4 国民不在の国民体育大会
5 不可解な「スポーツ憲章」
6 21世紀の夢が消える?

第4章 勝利至上主義の蔓延
1 名声利用の高校スポーツ
2 ドーピング拡大に手を貸す
3 世界の変貌を見極めたか

エピローグ

あとがき
◆資料「本書に関わるスポーツ史」

ジャンル