戦国 茶の湯倶楽部

利休からたどる茶の湯の人々

戦国 茶の湯倶楽部
著者 中村修也
川口澄子
ジャンル 書籍 > 日本史・東洋史
出版年月日 2013/07/25
ISBN 9784469222302
判型・ページ数 四六・256ページ
定価 1,870円(本体1,700円+税10%)

内容

時は戦国、利休がいた。茶の湯の面白人物誌。

本書は千利休を核として、茶の湯を通した人と人のつながりを「戦国茶の湯倶楽部」というネットワークで捉えています。さらに広げて、室町・鎌倉・平安と時代をさかのぼり、嵯峨天皇をメンバーの第一号に任命。史料にもとづきながら、教科書では読めない、知られざるエピソード満載の人物誌です。

目次

はじめに

I 利休さんのお友だち

 茶の湯の大成者って誰のこと?   千利休
 名物こそが茶の湯の醍醐味!   武野紹鴎
 紹鴎の娘を嫁に、ちゃっかり道具も   今井宗久
 わが家こそ堺茶の湯の柱石ぞ   津田宗及
 天正の茶を伝える記録者   山上宗二

II 天下人とやんちゃな若い武将たち

 武家にても数奇者なり   三好実休
 田舎者に平蜘蛛釜はやれん   松永久秀
 茶の湯も天下も権威から   織田信長
 茶の湯は最高のイベントだきゃあも   豊臣秀吉
 工夫こそ茶の湯の極意と心得よ   古田織部
 ぼくこそが利休師匠の優等生   細川三斎

III えら~い茶の湯のOBたち

 風呂と茶の湯のおもてなし   古市播磨澄胤
 わび茶の祖って誰のこと?   珠光
 本当の数奇の張本人   宗珠
 美術品の飾り方を知っているのは私だけ   能阿弥
 お茶はぼくらの楽しいゲーム   伏見宮貞成親王
 鎌倉時代のぜいたくは茶の湯の接待   金沢貞顕
 中国で飲んだお茶はうまかった   栄西
 配流先でもお酒もお茶もおいしおす   菅原道真
 お茶は唐の文化の香り   嵯峨天皇

おわりに

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