江戸の絵暦

江戸の絵暦
著者 岡田芳朗 編著
ジャンル 書籍 > 日本史・東洋史
出版年月日 2006/06/12
ISBN 9784469221800
判型・ページ数 A4・162ページ
その他の情報 カラー
定価 4,840円(本体4,400円+税10%)

内容

江戸の機智(エスプリ)の世界へタイムスリップ!

錦絵誕生の契機となった大小絵暦。 頓知・洒落・風流を織り込んだ知識人・趣味人たちの知恵と遊びの結晶は江戸文化を知る格好の材料である―― カラー図版240点を精選、収載!

【目次】

大小絵暦の変遷
 1 大小絵暦の起源
 2 絵暦の起こり
 3 初期の大小暦
 4 大小の会
 5 大小暦の終焉
 6 大小暦の分類

大小暦の味わい
 十干・十二支と六十干支
 I 新年
  初日の出
  年始
  万歳
  初夢と七草
  凧
  【コラム】室内娯楽
 II 七福神と年中行事
  七福神(1)
  七福神(2)
  正月支度
  年中行事(1)
  年中行事(2)
  【コラム】書初め
 III 十二支
  子
  丑
  寅・卯
  辰・巳
  午・未
  申
  酉
  戌・亥
  【コラム】十二支もどき
 IV 武士と庶民
  武士の魂
  武術
  遊女
  商い
  仕事
  看板
  【コラム】習いごと
 V 歌舞伎と相撲
  団十郎(1)
  団十郎(2)
  芝居の口上
  相撲(1)
  相撲(2)
  【コラム】団十郎尽くめの焉馬の大小暦
 VI 暮らし
  時計
  お札
  お金(1)
  お金(2)
  囲碁・将棋
  遊び
  学芸
  文房具
  【コラム】暦
 VII 動植物と器物
  動植物(1)
  動植物(2)
  器物
  【コラム】八犬士ならぬ七犬士
 VIII 変り種
  しかけ
  木や陶磁器の大小暦
  特殊な大小暦
  【コラム】大小板

月の大小各種検索表
 ◎暦年順 月の大小・閏月一覧表
 ◎暦年順 大の月・小の月一覧表
 ◎大の月から引く年号早見表
 ◎小の月から引く年号早見表
 ◎改元一覧表

【大小暦とは】
江戸時代に使われていた「太陰太陽暦」は、1ヶ月を月の満欠周期によって定める。月の公転周期は約29.5日なので、30日と29日の長さの月を作って調節し、30日の月を「大の月」、29日の月を「小の月」と呼んだ。大小の月の配列は地球の公転との関係で毎年変わる。月の大小は江戸の人々にとって重要であり、やがて月の大小と配列を折り込んだ絵や文を記した暦を作り、絵解き・謎解きの工夫を凝らして楽しむようになった。年初には大小絵暦交換会が開催され、贈り物としても配られていた。


【頁見本】

P44-45             P92-93

  

 【図版見本】

カルタ取り    いわしの頭とヒイラギ    象の大小暦

  

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