漢文名作選 5日本漢文

漢文名作選 5日本漢文
著者 鎌田正 監修
國金海二
菅野禮行
ジャンル 書籍 > 漢文・中国古典
大学テキスト > 国語 > 国語・国語教育・漢文
シリーズ 漢文名作選
出版年月日 1984/08/01
ISBN 9784469130355
判型・ページ数 A5・296ページ
定価 2,860円(本体2,600円+税10%)

内容

漢詩・漢文の名作を一望する!

奈良時代から明治時代までの、日本人の手に成る漢詩漢文のうちから、古来親しまれてきた漢詩、文章を選び、返り点・送り仮名つきの原文と、総ルビの書き下し文とを対照して掲げ、それぞれに簡にして要を得た解釈・解説を施した。本書により、我々の先人が、いかに巧みに中国の文学を摂取し、同化したかが実感される。

目次

日本漢詩文について

【漢詩編】
1.奈良平安時代の詩
唐に在りて本郷を憶う(釈弁正)/月を詠む(文武天皇)/秋日長王が宅に於いて新羅の客を宴す(百済公和麻呂)/山斎志を言う(大神朝臣麻呂)/命を銜んで本国に使いす(菅原道真)  他
2.鎌倉室町戦国時代の詩
虜に示す(釈祖元)/花に対して旧を懐う(釈義堂)/金陵懐古(釈中厳)/海南偶作(細川頼之)/九月十三夜(上杉謙信)  他
3.江戸時代の詩
南蛮を征せんと欲せし時此の詩を作る(伊達政宗)/富士山(石川丈山)/感有り(山崎闇斎)/自ら肖像に題す(新井白石)/豊公の旧宅に寄題す(荻生徂徠)  他
4.明治以降の詩
偶成(西郷隆盛)/亡友月照の十七回忌辰の作(西郷隆盛)/偶成(木戸孝允)/偶成(松平春岳)/西紅海舟中(中井桜洲)  他

【文章編】
史話
重盛の衷[日本外史](頼山陽)/宇治川の先登[日本外史](頼山陽)/川中島の戦[日本外史](頼山陽)/桶狭間の戦[日本外史](頼山陽)/稲葉一徹の文学[近古史談](大槻磐渓)  他
語録
慎思録 三編(貝原益軒)/言志四録 七編(佐藤一斎)
紀行
岐蘇川を下るの記[拙堂文集](斉藤拙堂)
評論
心学の喩[栗山文集](柴野栗山)/鞭駘録に題す[宕陰存稿](塩谷宕陰)/三計塾の記[息軒遺稿](安井息軒)/楠氏論[日本外史](頼山陽)
碑文
梅里先生の碑(徳川光圀)/烈士喜剣の碑(林鶴梁)

索引

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