歴史の扉を開くと現代（いま）がみえてくる

ルノワールやデューラーらの食にまつわる絵を読み解くと、見えてくるいにしえの人々の生活や思い、いまに通じるその姿――。西欧は肉食中心？　王様の食卓は本当に優雅だった？　西洋文化への先入観が痛快に裏切られる。『英語教育』誌好評連載が、カラー図版と追加章（舟遊びの昼食）を伴って１冊に。

はじめに

［１］ 15世紀　フランス王族の宴

［２］ 16世紀中期　フランドル農民の食卓

［３］ 食卓で手を洗う

［４］ 英国中世　修道士の肉食
　　　　 　コラム１　修道院の力の源泉

［５］ 医食同源の古今東西

［６］ 紀元前４世紀末　古代エトルリアの宴
　　　　 　コラム２　「シンポジウム」

［７］ 16世紀　フェラーラ侯家　結婚の祝宴

［８］ 女王エリザベス一世　狩りの宴

［９］ 19世紀初頭　ロードメイヤーの宴席

［10］ 17世紀中期　オランダ都市の食卓

［11］ 14世紀末　パリの食卓――幼き妻へ
　　　　 　コラム３　幼き妻へ

［12］ 英国マナーハウスの蒸留小屋
　　　　 　コラム４　アランビック

［13］ 19世紀末　英国のディナー・パーティー

［14］ アフタヌーンティー誕生

［15］ 1838年　英国ヨークの食卓

［16］ 19世紀末　ロンドンの魚河岸

［17］ 大戦間パリのカフェ

［18］ アブサンの時代

［19］ テキサス・カウボーイの食卓

［20］ 20世紀中期　アメリカのダイナー

［21］ 19世紀　パリ　舟遊びの昼食

　おわりに
　読者ガイド