挿絵画家の時代

ヴィクトリア朝の出版文化

挿絵画家の時代
著者 清水一嘉
ジャンル 書籍 > 英米文学・英米文化 > 英米文化
出版年月日 2001/07/01
ISBN 9784469244625
判型・ページ数 四六・310ページ
定価 2,640円(本体2,400円+税10%)

内容

ディケンズの愛した挿絵画家たち

挿絵画家ジョージ・クルックシャンクと小説家ディケンズの活躍を軸として、「挿絵の時代」と呼ばれる、19世紀イギリス出版界に生きた挿絵画家、小説家、木版職人、出版社、貸本屋たちの愛憎劇に満ちた人間模様を描く。挿絵版画約100点。カラー口絵つき。

目次

序章 テキストと挿絵の相剋
   ――作家にとって挿絵とはなんであったか

第一章 風刺版画から挿絵へ
   ――読者は挿絵を必要とした

第二章 所期の挿絵とクルックシャンク
   ――彼はいかにして挿絵画家になったか

第三章 フェイギンを創造したのは誰か
   ――クルックシャンクの誇りとディケンズの沈黙

第四章 ロバート・シーモアはなぜ死んだか
   ――シーモア夫人の確執とディケンズの困惑

第五章 哀れなるR・W・バス
   ――最後に書き残した真実

第六章 若きハブロット・K・ブラウンの登場
   ――なぜかれはディケンズに気にいられたのか

第七章 画家と作家
   ――クルックシャンクの主張とエインズワースのか弱き抵抗

第八章 クルックシャンク以後の挿絵画家たち
   ――ジョン・リーチ、リチャード・ドイル、ジョン・テニエルなど

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