図説フィンランドの文学

原題:Literature of Finland

図説フィンランドの文学
著者 カイ・ライティネン
小泉保
ジャンル 書籍 > 言語・言語学 > 諸言語
出版年月日 1993/02/01
ISBN 9784469211764
判型・ページ数 四六・162ページ
定価 1,650円(本体1,500円+税10%)

内容

大叙事詩“カレワラ”で有名なフィンランド文学を、古代の民族詩から現代文学まで、五部構成で紹介した文学史。豊富な図版と訳者による解説を付し、ビジュアルでコンパクトなフィンランド文学の入門書となっている。

目次

民俗詩
いなか娘の歌
叙情的民俗詩
儀礼詩と呪文
民俗詩の歌い手
民俗詩の文体的特徴
民俗詩の収集
民俗詩の問題点
2つの伝承
滅びることのない民俗伝承

スウェーデン支配時代の文学
西方からの拡張
中世の文芸
フィンランド文学の父、ミカエル・アグリコラ
学究的詩歌の時代
啓蒙時代の文芸

19世紀文学
新しい状況
3人の偉人
リョンロートと『カレワラ』
アレクシス・キビ
レアリズムの時代
「民族的新ロマンチシズム」

1900年から第2次世界大戦まで
世界初頭の詩
フィンランド散文の黄金時代
フィンランド=スウェーデン・モダニズム
1920年代のフィンランド語詩作
改革者と巨匠たち
戦争前後における散文学の道筋
30年代の文学
演劇

戦後のフィンランド文学
中間の世代
詩の改革
戦後の散文―客観的叙述と過去の清算
詩作における社会批評から個人感情へ
散文の動向―変化する社会における個人
文学の意義

ジャンル