内容
本書の中心的な主題は、感覚、知覚、想像、思考といったいわゆる「心理現象」の意味を改めて問いなおすことである。言語の理解を各人の経験する内的体験に基づいて説明することに対する批判は、ウィトゲンシュタインの後期の著作に繰り返し現れる主題だが、ここでは内的体験をその本質とするかのように思われるさまざまな心理現象がさらに広い範囲にわたって吟味され、こうした現象に対する新たな見方の可能性が示唆される。新資料による2巻を新たに追補した。
著者 | 野家啓一 訳 |
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ジャンル | 書籍 > 言語・言語学 > 言語論・言語哲学 |
シリーズ | ウィトゲンシュタイン全集 |
出版年月日 | 1988/12/10 |
ISBN | 9784469110272 |
判型・ページ数 | A5・258ページ |
定価 | 4,400円(本体4,000円+税10%) |
本書の中心的な主題は、感覚、知覚、想像、思考といったいわゆる「心理現象」の意味を改めて問いなおすことである。言語の理解を各人の経験する内的体験に基づいて説明することに対する批判は、ウィトゲンシュタインの後期の著作に繰り返し現れる主題だが、ここでは内的体験をその本質とするかのように思われるさまざまな心理現象がさらに広い範囲にわたって吟味され、こうした現象に対する新たな見方の可能性が示唆される。新資料による2巻を新たに追補した。